米国→ フィリピン→日本

アメリカ留学→フィリピン帯同→日本で卒業・就職

ピアノ教室を辞める時の伝え方②(大人の習い事)

最近は、随分と朝晩が冷え込んできました...。本格的に秋を感じる季節になりましたね。私は暑いよりは、寒い方が好きなので、なんだかホッとします。

今回は、前回に続いて、ピアノ教室を辞める時の伝え方について、私の体験談を書いていきたいと思います。同じように、特に音楽に関する習い事をしている方へ、ぜひお教室を変える際の参考としていただけるようでしたら、とても嬉しく思います。

辞める事を伝えるタイミング

私の場合は、辞める1ヶ月前に、レッスンで先生に直接お伝えしました。1ヶ月後に教室を辞める由と、また余裕が出てきた際には、お声がけさせていただきますという内容を伝えました。ただ、先生の方からは、やはり「やめないでほしい」という内容を伝えられました。あとは、事情についても、かなり深堀されました。個人的には、会社を辞める時にそんなに深堀をしてくる人はいないのに、なんかこのピアノの先生って独特....と思いました....

事情としては、家から先生の家までが遠い事、仕事が忙しく、当面仕事をを優先したい事、家庭の事情を伝えました。

しかし、「月にx回など回数を変更したらどうか」や「仕事してても皆続けてるんだからね」とよくわからない押しあり。。。

続けるかどうかを決める権利はこちらにあるのですから、もう少し生徒を尊重していただいても良いのではと思いました。。

辞める日までのレッスン

辞める日までも、レッスンにはしっかり通いました。その間も、なぜか「来年の発表会はこんな大きなホールでやるのよ。ぜひ機会があれば検討してね。」というような、少し理解しづらい事を仰っていらっしゃいました。。。

理解の違いが起こらないように、「また機会があれば」という風にお伝えして、濁すようにしていました。

辞める当日

当日は、お菓子を持っていきました。そして、お礼と一緒にお菓子をお渡しする流れにしました。

お菓子をお渡しして、お礼をお伝えすると、「えっ、今日辞めるの」という驚きの言葉が。。。結局、また同じように、事情をお伝えして、先月伝えた通りですとお伝えしました。

この際、内心では非常に大変ではありましたが、できる限り、先生の側の気持ちに立つ事を大切にしました。先生が、辞める時に言われたら嫌だろうなと思うような本当の事情には触れずで、仕事や家庭を優先したい由を伝えました。

ただ、やはり先生の方も処理できていないのか、「知り合いにこんな凄い人がたくさんいて、だから紹介もできるわよ」「皆、忙しい中続けているのよ」と。。。

しまいには、「私のレッスンに通っていたおかげで、ほとんど練習できてなくても底上げできて、ここまで実力が伸びたのよ」と仰いました。。。1年前から、2つの教室に通って練習時間を必死で確保してきた私の努力には、微塵も気づいていない様子でした....

私の方は、有難いが、やはり仕事を今は一番にしたいとお伝えしたのですが、「ピアノを辞めるって、そんな簡単な事じゃないのよ。」と。。。いえいえ、暴力団ではないのですから。

どんなご事情があったとしても、指導者としては、尊敬できず、、、私が尊敬してきた当初の先生とは、人格も全く違うものだなと思いました。私は先生にご指導いただけた事、心から感謝をしていますが、先生はそのような感謝の気持ち、謙虚な気持ちをお持ちではないのだなと気づいた事でした。

結局、また機会があれば連絡しますとお伝えして、先生の方も、「そうね。。」という感じで、最終回を終えました。

感じた事

ピアノの先生というのも、一つのビジネスなのですから、もう少し顧客目線があっても良いのではないかと思いました。会社で同じように辞めるとなれば、上記の対応はタブーになる、もしくはブラックになると思います。

今は上記のような教室は稀かと思いますが、先生の方が偉いと思っていると、だんだん生徒が離れていくのではないでしょうか。

また、生徒の側として、上記のような場合にも、先生側の視点に立って、感謝の気持ちを持ってお伝えする事で、少なくとも後に汚れを残さず、すっきりした気持ちで再出発できると思います。

 

どなたか、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。