朝、そして夕方からは涼しくなってきたと感じるこの頃です。そろそろ、栗やさつまいもを食べて美味しい季節になってきたのかもしれませんね。
今日は、今練習しているピアノについて、少しお話したいと思います...!ピアノを始めたのは5歳くらいではあるのですが、なかなか中学校に上がっても、作曲家ごとの違いというものが理解できませんでした。当時(今もですが...)、歴史的背景についての知識がなかったため、それが理由ではないかと思います。
作曲家について、本やネットで探すと色々と情報が出てきて、思いを馳せるという事がとても趣があるなと思うこの頃です...!
練習中の曲
最近では、シューマン、ショパンの二人を作曲家の曲を練習しています。シューマンは「ソナタ3番」、ショパンは「バラード1番」を練習中...。どちらの作曲家も、すごく近い年に作曲されていて、またこの二人は同じ年に生まれ(出身は違いますが)、当時交流もしていたのですから、とても興味深いです。ショパンの「バラード1番」はシューマンがきき、1番気に入っていると伝えたと言われています。
詳細はこちらにも載っています、興味深い....!
このように二人の交流の中で生まれた曲を演奏する事ができ、嬉しいです。
練習にあたって苦労している事
どちらの作曲家も、作曲家の特徴を演奏に反映するという作業がとても難しいです... (ピアノをされている方だとお分かりいただけるでしょうか....)
シューマンとショパンは、もちろん性格や特徴は違っていたと思います。ショパンに対して、シューマンはすごい!という肯定的な気持ちを感じ、それを手紙にまでしたためているのですから、積極的な性格の一面があった事は確かと思います。
一方、ショパンはシューマンに対し、それほど情熱的な思いがあったわけではないようで、それはショパンの複雑な性格、物事を整理するタイプであった事を考えても理解には難ないような....
(情熱的なタイプの人と、知的で複雑な性格のタイプ、学校で友達になるかと言われると、もちろんその可能性もあるでしょうが、どうでしょうか....)
性格が異なるため、その違いが曲に反映されているような気がします。シューマンの「ソナタ3番」は、恋人であったクララとの別れに対し絶望した中で書かれたもので、その気持ちが反映、というよりはみ出てしまっているくらいに出ているような気がします...。一方、ショパンの「バラード1番」は、故郷に帰れない中で苦しむショパンの強い気持ち、深い悲しみ、過去の思い出が、書き付けているというよりは整理されつつ昇華されているような感じがします。
このあたり、色々ご意見お伺いしたいところではありますが、作曲家の気持ちをどのように演奏に反映させるのか、難しいなと思うこのごろです...