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アメリカ留学→フィリピン帯同→日本で卒業・就職

自動車メーカーの海外支社について

今回、友人が働いている自動車メーカー海外支社について、何とも堪え難い感情が込み上げてきたので、この話題について思いを書かせて頂きます。

これから就職など考えている方の一考になればと思います。具体的なことについてはメッセージを頂ければ嬉しいです。(以下は個人的な意見です。)

 

私の友人(Pさん)は、今年、海外自動車メーカーフィリピン支社に出向することとなりました。

 

Pさんの期待としては、海外で働くということから、視野の広い社長や上司に恵まれている環境だということでした。「優良」企業ということも手伝い、期待は大きかったでしょう。

実際に、お給料は日本にいた時よりも良いものです。しかし、環境は日本のブラック企業に近いものなのです。

 

・任意のラジオ体操にあまり参加をしていませんでした。上部は、彼に直接改善を求めるのではなく、日本本社出張時に、部長にその件を伝え、Pさんは部長から電話でその話を聞きました。部長によれば、態度がなっていないとのことで、場合によっては措置も考えるとのことです。

・社長のメールでの一言、「人間としてどうなの?」。

 

これら一例は、グローバル化が重視される中、多様化が認められる世界を先頭に立って創っていく優良企業としての方向性にふさわしくないのではないでしょうか。

 

まず、ラジオ体操は任意です。参加する自由を認めないというのは、多様性を認めることと相反します。また、直接部下に思いを伝えられない上司にも問題があると考えます。直接話すからこそ、思いが通じ、忌憚のないやりとりが実現するのではないでしょうか。忌憚のないやりとりは、多様性の促進には不可欠です。さらに、何らかの措置を取るかもしれないと言った部長は、ラジオ体操に参加すべきであり、さらに言うならば、任意である行為にまで、上司への協調性を非常に重視し、彼に強制しています。このような体たらくで、1つの国である日本として、どのようにグローバル化の波に乗り、他文化と共生していこうと考えているのでしょうか。メールの一言は、パワーハラスメントだと思います。社長というだけあり、他にも言い方はいくつも考えられたでしょう。なぜその言葉を選ぶ必要があったのか、訝しげに思うと共に、仮に本当に伝える力がなかったならば、そのような人間が社長に選ばれる環境に問題があると考えざるを得ません。

 

日本企業、しかも「優良」企業がこのような状況であると知り、これからを担う身として、落胆し怒りを覚えました。日本の「優良」企業であっても、学生から選別される近い将来が来ると確信しました。